血液のゆくえ

献血していただいた血液は、全て血液センターに届きます。
血液センターでは、以下のような体制で献血を輸血用血液としてお届けできるようにしています。
全体的な流れは日本赤十字社のページでご覧いただけます。

製剤課

献血していただいた血液は、そのままのかたちで輸血されることはありません。
現在は、患者さんの必要とする血液成分のみを輸血する「成分輸血」が主流となっています。
製剤課では、規定の血液量があるか量ったり、遠心分離という操作を機械で行って成分ごとに血液を分けたりします。
これらの操作は、血液が直接外気に触れない状態で、血液1つずつについておこなわれます。
日本赤十字社の関連ページも、ぜひご覧ください。

製剤課

検査課

検査課では、血液型を調べたり、ウィルスの検査をしたりします。
日本赤十字社の関連ページに詳しい解説がありますので、ぜひご覧ください。

検査課

供給課

輸血は突然必要になることがあります。このため、24時間365日体制で血液を医療機関にお届けする体制をとっています。
また、輸血用の血しょうについては、血液センターで血液を留め置く「貯留」を6ヶ月間おこないます。
これにより、貯留中にウィルス感染が判明した血液を取り除くことができ、輸血の安全性がより高まります。
日本赤十字社の関連ページも、ぜひご覧ください。

製剤課

供給課

「輸血」=「交通事故で出血多量」のイメージをお持ちの方も多いと思います。
ですが実際には、輸血用血液は悪性新生物(いわゆる「がん」)の治療に最も多く使用されています。
これは患者さんの数でみても、輸血用血液の数(単位数)でみても同様です。
また、循環器系、消化器系、造血器・血液疾患などの治療にも、みなさんからいただいた献血からつくられた輸血用血液が多く使われています。
詳しくは、厚生労働省ホームページの「平成26年版血液事業報告について」第5章 血液製剤の適正使用について[血液製剤の用途と使用量](pdfファイル:212KB)でご覧いただけます。

また、献血いただいた血液は、赤血球、血小板、血しょうなどの輸血用血液として使われるほか、血しょう中の特定のタンパク質を抽出・精製した「血しょう分画製剤」の原料として使用されます。
(血しょう分画製剤については、一般社団法人日本血液製剤機構ホームページに詳しい情報があります。)