ごあいさつ

広島県赤十字血液センター所長

 平素から、広島県における血液事業の推進につきましては、献血者の皆様を始め、広島県、献血推進協議会、献血推進団体、医療機関、関係各団体のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 広島県赤十字血液センターでは、平成27年度に延べ12万5,172人の皆様に献血のご協力をいただき、輸血を必要とする患者さんに輸血用血液製剤を滞りなくお届けすることができました。また、昨年、おかげ様で創立50周年という節目を迎えることができました。重ねて皆様方に御礼申し上げます。

 さて、現在輸血用血液は様々な病気の治療等に使われており、輸血用血液の約84%は50歳以上の方々に使用されています。一方で献血いただいている方の約70%は50歳未満の方々であり、現在の輸血医療は50歳未満の方々に支えられている状況です。

 しかしながら、近年少子高齢化が急速に進み、献血可能人口が減少し続けるなか、10代から30代までの献血者数が全国的に減少しています。このまま推移すると、平成39年度には、輸血の需要に対して全国でおよそ85万人の献血者が不足することが予測されています。

 そこで当血液センターでは、将来の献血の中心的役割の担い手となる小中学生を対象とした『なるほど献血教室』や『職場体験学習』などを実施して、献血を楽しく学習できる機会の提供、広島県、教育委員会及び各学校などの協力のもと献血を身近に感じていただくことを目的とした『献血ポスター』の募集、献血や健康の大切さなどをテーマにした高校生向けの『献血セミナー』の開催など、若年層に対する献血啓発活動を積極的に展開しています。

 また、広島市中心部にある献血ルーム「ピース」、「もみじ」、そして福山市にある献血ルーム「ばら」では、様々なキャンペーンやイベントを定期的に企画しており、「癒しの場」・「語らいの場」として、若い方々をはじめ、より多くの皆様に来所いただけるよう努めています。

 当血液センターといたしましては、今後も、職員一同、献血者の皆様の善意に感謝し、県民の大切な生命を守るという使命を果たして参ります。また、中国四国地方で最大の都市「広島」にある血液センターとして地域の特性と役割を活かしつつ、安全で安定的な血液製剤の供給に引き続き努力する所存でございます。

 皆様におかれましては、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

平成28年4月

広島県赤十字血液センター所長

山本 昌弘

基本理念
基本方針

広島県の献血状況

全国で献血にご協力いただいた方は、のべ約516万人(平成25年度、以下同じ)。
そのうち、広島県でご協力いただいた方は、のべ約12.2万人にも上ります。皆様の温かいご協力に、心より感謝申し上げます。

さて、広島県における人口あたりの献血者数(献血率)は4.2%であり、全国平均(4.0%)を上回っています。
しかし、輸血用血液の人口あたり使用量も、全国平均と比較して多めです。特に輸血用血小板製剤は全国トップクラスの使用量となっています。このため、献血ルームでは不足しがちな「血小板成分献血」を特に推進しています。
また、輸血用赤血球については、医療機関から依頼される輸血用赤血球のうち、96.3%が400mL献血からの血液であることから、400mL献血の推進に力を入れています。

なお、広島県の献血状況については、毎年度「ひろしま 献血のあゆみ」という冊子を作成し、皆様にご報告しています。
全国の献血状況をはじめ、広島県での年代別、地域別献血状況などを収載しています。

「ひろしま 献血のあゆみ」はこちらよりダウンロードしてご覧いただけます。